★防音室制作日記★
~やる気だけある私の防音室制作秘話~
日常生活で騒音問題というのは、
隣人トラブルにも繋がる事項とのことで、
我が家もある程度の防音対策を!と思い、
前々から考えていたことを実行することにした。
そこで起きた(自分が感じた)様々な問題を
日記形式で綴っていこうと思う。
今思えば、写真でも撮っておけばよかったと
そう思いながら。。。
1日目~3日目
初日は、やるぞ!という
意志のもとに行動していたので、
作業はある程度進むかと思いきや、
私の住んでいる建物が賃貸物件であるため、
契約書に目を通したところ、
壁に穴をあけてはいけないとの記載があり、
どのようにそして、
どこに防音室を設置するかで
1日を費やしてしまった。
その結果、クローゼットが
部屋の造りや内観上、最も適しているのでは
と思い、その場所に設置することを決めた。
クローゼットを採寸したところ、
幅920mm×奥行540mm×高さ1670mm
であった為、私の身長を考慮した上でも、
問題ないと分かり、
ようやく作業を進めることができた。
2日、3日目は先に注文しておいた遮音シートを
クローゼットに収まるように
採寸しながらカットする作業と
防音材が圧縮されていた為、
こちらを膨張させる作業に時間を当てた。
遮音シートのカットは
カッターやハサミを使い、裁断していった。
この時点で微妙な誤差があったようだ。
そして、いよいよ
壁に固定させていく作業に進んだ訳だが、
ここで1つ目の問題に直面した。
先程も記述したように、
賃貸物件である事から、
壁に直接固定していくことが
できないということだ。
様々な情報をネットで調べたが、
ほとんどが壁に直接固定するものや
枠組みを作成しての本格的なもので、
結局自分が求めているような情報は
得られなかった。
そんな中、マスキングテープを壁に貼った上に
両面テープを貼り付け、
固定するという情報を見つけた。
これならば、壁を傷つけずに
シートを貼れると考えた私は、
さっそく試して見る事にした。
しかしながら、私は
1つ重大な事を忘れていた。
それは、遮音シートが重たいということ。
それを失念していた私は、貼り付けた後に、
すぐさま壁から落ちるシートを
目の当たりにし、絶望した。
そして、周りを見渡し、片付かない部屋を見て
更に絶望したのである。
これでは作業が進まないと感じたため、
一旦作業を放置し、眠りにつくのだった。
要するに、考えるのをやめた。
4日目~6日目
更に情報を得る為、ネットを検索しつつ、
どうするか悩んでいたところ、
最初に考えていた
プラスチックダンボールを使用して、
壁とシートを固定する方法に辿り着いた。
間に入れることで、シートの柔軟さを
カバーする狙いであったが、
1800mm程のプラスチックダンボールが
あまりにも薄い素材であったため、
差程補強されることも無く、
立てかけるまでには至らなかった。
ただ、側面用に取り寄せていた
プラスチックダンボールについては、
ある程度の強度があったため、
立てかける分には問題ない
プラスチックの板が出来上がった。
ようやく、壁に固定できるまでに至った
と思ったのもつかの間、
結局は壁に固定できる訳もなく。。。
柔らかい板は
立てかけることができないので、
壁に貼り付けるすべがないのだ。
またしても、絶望した。
どれだけ絶望すれば済むのか。。。
仕方がないので、
かろうじて強度のある
側面の板を支えとして使う事にした。
何とか立った!ように思えた瞬間、崩壊した。
さすがに、何度も崩れていれば、またか。。。
という気持ちになり、
絶望することはなかったので、
慣れとは恐ろしいものである。
7日目~11日目
気を取り直し、どうするか考えた結果、
クローゼットを防音室にすることは諦めた。
というか、諦めるしか無くなったのだ。
6日目は、ネットに頼るのをやめ、
ホームセンターまで足を運ぶことにした。
訪れたのは、葛西にある【島忠ホームズ】。
都内では大規模なホームセンターで、
何度か訪れたこともあり、
行き慣れていることから、訪れる事を決めた。
そして、数年ぶりに訪れた場所は、
期待と驚きに満ちているところであった。
まさに、宝箱(ワクワクが詰まっている)
という気がした。
店内は、欲しいものが全てあるのでは?
と思える程の商品数で、
訪れてからものの数分で、
アングルや接着剤などを見つける事ができた。
しかし、店内を見て回っていた時に、
アウトレットコーナーで、
組み立て式のワードローブを見つけた。
ワードローブとは、業界によって
様々な意味合いを持つようだが、
インテリア業界では、
洋服ダンス、衣装ダンス、衣装部屋
という意味があるようで、洋服をかけられる
ハンガーラックが付いているのが特徴で、
扉がある箱型タイプや、
扉のないオープンタイプがあるとの事だ。
これを見た瞬間、防音室の骨組みとして、
使えると、すぐさま購入することを決めた。
なぜなら、高さが10cmほど高いだけで、
クローゼットのサイズと変わらなかったのだ。
そうして持ち帰ったワードローブを、
すぐさま組み立て、クローゼット用に
裁断していた遮音シート付きの
プラスチックダンボールを結束バンドで
固定していった。
シート自体が、クローゼット用に
カットしていた為、切れ端などを使い、
それぞれの側面を固定しながら、
10日目にしてようやく形を生したのだ。
ここに、防音材を貼り付けて、
何とか完成して、また絶望した。
防音室を作ったはずが、全く防音効果がない。
多少は、防いでくれているが、
大きな声を出すと、外に盛れている。
結局、11日掛けて造り上げたものは、
少し、音を小さくしてくれる箱となったのだ。
この結果を踏まえ、思ったことは、
無駄になる前に、最終形を決めてから、
モノづくりを始める必要があるということ。
終始、思うような結果を得られず作業したが、
私は諦めない。
ここからが、私の本領発揮するところだ。
私は完成を求めて、新たな作業に取り掛かる。
その事については、また別の機会に語りたい。
私は、最後までやり遂げる人間だ。 終
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